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2008/10/04

ビエラ Viyella


9月の新潟オフ会で、ビエラ(Viyella:英語読み、米語発音でバイエラ)のシャツが話題になりました。メンバーの一人がトラ松さんにビエラのシャツを作ってくれと言ったことがきっかけでした。僕も久々に聞いた生地の名前でした。毛と綿を混紡した糸を用いた綾織の織物をビエラ Viyella といい、英国ウィリアム・ホーリンズ社の商標名で「Via Gellia」という町で作られた事に由来した造語ですが、毛と綿の混紡やウールの起毛 或いは綿の起毛などの類似品を総称してビエラと呼ばれるようになりました。あまりにも独創的でインパクトがあったため類似品も含めひとつのジャンルとして成り立っているほどで英国のシャツの伝統を語る上で重要なアイテムのひとつです。
本来のビエラは毛55%・綿45%の混紡糸で、起毛処理を施しているため独特の柔らかさですが、硬い肌触りです。ツィードジャケットとの組み合わせがピッタリのシャツ生地です。保温性が高く、それを生かしてウエスタンシャツなどにも使われていますね。このビエラは生地が高いこと、着心地が固いことなどがあって、最近では、冬のシャツ素材はネルと呼ばれる、フランネル(綿100%)や、コットンカシミヤ(綿85%~90%、カシミヤ15%~10%)などが主流です。
 話題となったビエラ生地のシャツが、既成品で販売されているのか調べてみました。
偶然、見つけたのは家に届いていたLANS’END(ランズエンド)のカタログでした。そのカタログの中にVIYELLA(バイエラと米語読みでした)のシャツがありました。 HPにはまだ掲載されていないようです。このバイエラ、綿80%/毛20%の生地でまさしくビエラのようです。他にコットンカシミヤ、フランネルのシャツも載っていました。
VIYELLAは15,645円(すべて税込)、コットンカシミヤ10,290円、フランネル7,245円でした。安価なフランネルシャツは2枚で1,000円引きなどの特典があるので手が届きそうですが、僕の場合はネルのシャツは持っているし、買ってもほとんど着る機会がないしなぁ・・・でも、軍資金に余裕があったら1枚買っといてもいいかなという所です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

suwakiさん、こんにちは。今更ですが「ネルシャツ」の話題に一票です。
さて本題ですがなにやら「懐かしい名前」のブランド名のカタログ。実は小生所持のホワイトバックスがランズエンド製でした。
これから冬物が恋しくなる季節。思い切ってビジネスから「着替えて」オフ会へ行ける余裕あれば、ツィードにあわせて着たいですね。カントリージャケットとベレーがあれば「言うことなし」ですが、こちらも徳島帰りで財布にオケラが住みついてます。「いつかは」と夢見つつ宿題にしておきたいと思います。

suwakky さんのコメント...

アメトラ雅さんこんばんは。
四国に行かなくともRegalなどで、オケラ状態です。夢は膨らむ一方ですが、現実は厳しいですね(笑)

美白