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2008/10/18

ナニコレ珍百景:「空中を流れる川」in新潟市



テレビ朝日系で毎週水曜日の夜に「ナニコレ珍百景」という番組が放送されています。今年、6月25日に 【珍百景No.174】「空中を流れる川」 (新潟市西区内野)が紹介されました。
越後平野は信濃川とその支流の西川が、ほぼ海岸線に平行に、流れていて、この川に囲まれた地域は、燕市のほぼ全体と、新潟市西蒲区と西区のほとんど(新潟市の全面積の3割程度)を合わせた広大な面積があります。2つの川は、土砂の流入と堤防の増築を繰り返すうち、周囲の土地より河床が高くなったいわゆる天井川になりました。この川に囲まれた土地に降った雨は、水が流れて行く場所が無く、大雨の度に洪水を繰り返していました。水はけが悪いため湿地帯が無数にあり、潟と呼ぶ湖沼が数多くありました。 西暦1820年に西川の下を通して、直接日本海に水を流す排水路が作られ湖沼や湿地帯の灌漑が出来たことで次第に日本有数の穀倉地帯へと変貌していきました。その西川と排水路の新川の立体交差部が通勤に使っている道路の途中にあります。毎日通う、日常の風景で、当り前のように見ていましたが、テレビで放映していたことを思い出し、写真に撮りました。完成した当時は排水路の新川が西川の下をトンネルで潜って海に排水していたらしいのですが、現在では、西川の方が鉄橋になり、排水路には新川と名前が付いて鉄橋(西川)の下を流れています。 西川は一級河川で、この鉄橋の前後では幅20mほどありますが、鉄橋の部分のみ幅5mに狭められています。下を流れる新川は現在では幅90mほど有り、西川よりも遥かに大きい川になっています。 米どころの、越後平野は現在、西川、新川の各支流が網の目のように入り組んで、写真の場所以外にも各支流同士があちこちで立体交差しています。
写真に収めた風景は国道116号線、新潟市西区内野付近、槇尾交差点近くで見ることができます。
機会があったら、一度ご覧あれ。

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