三角ちまき

新潟の郷土の食品、「三角ちまき」です。お盆で新潟に里帰りした人たちにお土産用に売っていました。元々、「三角ちまき」は子供の頃には旧の端午の節句（6月上旬）に食べる郷土の食品でした。丁度その時期に凧合戦などの行事があり、食事がわりに三角ちまきを食べていました。もち米を笹の葉でくるんで蒸したもので餅のようになり柔らかい上に保存も利く優れものです。笹の葉を剥き砂糖を入れた黄粉をまぶして食べます。甘くて美味しいあべかわ餅のような食べ物です。昔は同じ時期にヨモギの若葉を使って「笹団子」も作っていました。現在では笹の葉や笹団子の材料のヨモギの葉やゴボウの葉が冷凍などでいつでも手に入るようになったので季節を問わずに食べられるようになりました。「三角ちまき」「笹団子」ともに新潟の味です。